ドライマウスと筋肉の衰えは関係ある?

ドライマウスの原因Q&A

筋肉の衰えはドライマウスと関係あるのか?

筋肉”と聞くと、体調や運動能力に関係があるのは想像できますが、ドライマウスとは何もつながりがないように感じます。ですが、筋力の衰えがドライマウスに関係している場合も大いにあります。

 
まず最初のポイントは、顔の周りの筋肉です。そもそも筋肉は年齢と共に衰えやすいものです。そのため顔の周りの筋力も年々低下し、しわやたるみの原因の一つとなっています。その他にも顔の筋力は唾液の分泌と大きく関係しています。なぜなら筋力が低下することによって唾液量が減ってしまうからです。

 
そのためドライマウスの治療法のひとつとして顔の筋肉、特に口周りの筋力トレーニングはとても有効な方法と言われています。鍛える方法としては様々なものがありますが、誰でも簡単にできるのが食事の際に噛む回数を増やすことです。早食いを控え意識的に噛む回数を増やすことによって、筋力が鍛えられるほかに、唾液の分泌の促進、ダイエット効果もあります。どうしても早食いになってしまう場合は、噛み応えのある食材(さきいか、レンコン、たくあんなど)を使った料理を食べることで、噛む回数を必然的に増やすことも可能です。

 
その他にも筋力低下による“姿勢の悪さ”もドライマウスに関係しているといえます。例を挙げると猫背の場合、口の形としては下顎が下がり自然と上顎が前に出てしまうので口呼吸になりやすい、唾液腺を圧迫し唾液を分泌しづらくなるといったデメリットがあります。猫背になる原因はさまざまですが、筋力低下によってだんだんと猫背になることもあるので筋力低下は姿勢をくずし、ドライマウスを招く恐れがあるのです。そのため適度な運動、筋力のトレーニングはドライマウスの予防にも最適です。筋肉は何歳になっても発達させることができるので、どんな年代でも簡単にできる予防方法になります。
 

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