睡眠時無呼吸症候群によるドライマウスについて

ドライマウスの原因Q&A

睡眠時無呼吸症候群によるドライマウスについて

現代病としても注目されている「ドライマウス(口腔乾燥症)」。広く知られるようになって患者数も増加していますが、ここでは睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされるドライマウスについて紹介します。

 
まず睡眠時無呼吸症候群についてですが、一言で説明すると“眠っているときに呼吸が止まってしまう病気”です。30~60代の男性に多く、女性の場合は更年期以降になりやすくなる病気といわれています。

 
睡眠時無呼吸症候群の患者さんは睡眠時にいびきをかいていることが多く、同時に口呼吸であることが多いです。そのため鼻呼吸をする人に比べ、口を開けて寝ていることや口呼吸による口内の水分が蒸発することによって、口の中が乾燥してしまいます。こういった睡眠時の環境によって、ドライマウスを発症することがあるのです。

 
また患者さんによっては夜間や寝るときにだけドライマウスになってしまうという方もいて、睡眠時のドライマスを夜間口腔乾燥症とも呼びます。これが睡眠時無呼吸症候群によるドライマウスの特徴の1つです。この場合、ドライマウスの症状を改善するには睡眠時無呼吸症候群の治療を行うことが大切になります。また、ドライマウスの人で起きたときに口の乾燥が特に気になる場合は、睡眠時のいびきや呼吸法について見直してみると改善できる場合があります。当てはまる人は是非、自分の睡眠内容を医師や家族にチェックしてもらいましょう。
 

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